第1期/第2期修了生のオンライン同窓会を行いました
2025年5月16日(金)WELプログラムの第1期・第2期修了生によるオンライン同窓会を開催しました。今回はZOOMを活用し、修了生40名(第1期17名、第2期23名)が集いました。
◆堀田真依子氏による特別講演
「女性の活躍とメンタル・ヘルス~ケイト・スペード社の実践から学ぶ~」
特別講演では、タペストリー・ジャパン合同会社 マーケティングディレクターの堀田真依子氏をお招きし、ケイト・スペード社が長年取り組む女性支援についてお話しいただきました。ルワンダでの支援活動をきっかけに、「心のケアなくしてエンパワーメントは成り立たない」と痛感した経験を共有いただきました。
自分に声【VOICE】があり(それを聞いてもらえること)、力【POWER】があり、選択肢【CHOICE】があること。

この3つが揃って初めて女性はエンパワーされる状態にあるとし、その土台となる“メンタルヘルスの健全さ”が欠かせないと強調されました。帰属意識や自己決定力、自己肯定感を育む支援の重要性にも触れています。メンタルヘルスが自然に語られる社会の実現を目指しケイト・スペード社は今後も取り組みを続けていくと語られました。

◆第1期生5名によるスピーチセッション「学びをつなげる、現場で生かす〜1期生のストーリーと対話の時間〜」

続く第1期生によるスピーチセッションでは、松山奈穂子氏(株式会社堀場製作所)、田沼恵理氏(株式会社グリーンハウス)、松林明子氏(住友ゴム工業株式会社)、志知文氏(株式会社堀場エステック)、友岡愛子氏(カナデビア株式会社)の5名が登壇。
現場での実践やWELの学びの継続、リーダーとしての在り方など、模索と挑戦、それぞれの「今」が語られました。
その後、ブレイクアウトルームに分かれてグループディスカッションを実施。各グループの代表者からの発表により様々な気づきやの今後のアクションが共有されました。
◆つながりから生まれる気づきと次の一歩
ディスカッションでは、多忙な日々に流されがちな中でも「学び続けることの大切さ」に改めて気づいたという声が多く挙がりました。また、「女性らしさを忘れていた」「楽しむ気持ちを置き去りにしていた」といった発表もあり、それぞれが“自分らしくあること”を思い出す機会にもなりました。
1期生のスピーチを受けて「悲劇のヒロインにならない」「個人の問題ではなく構造の課題」と捉える姿勢にも共感が集まり、自分ひとりで抱え込まずに仲間とともに声を上げることの大切さも改めて確認されました。今後のアクションとしては、学びを継続しながらつながりを活かし、社内外に積極的に働きかけること。そして、周囲にも目を配り、安心できる場づくりやサポーターを増やす取り組みが共有されました。
◆困難を乗り越えるための「浮き輪」としてのWEL
スピーチの最後には、「何かあったらWELに戻れ。WELは浮き輪だ」という力強いメッセージが送られました。女性活躍の荒波に立ち向かう中で、WELが心の拠り所であり、学びと成長を支える場所であることが改めて示されました。

今回、オンラインではありましたが、第1期生と第2期生による初の合同交流会が実現し、それぞれの経験や想いを分かち合う中で、多くの気づきや新たな発見が生まれました。
期を超えた仲間としての絆が一層深まり、オンラインという制約がありながらも活発な意見交換と温かな交流を通じて、改めてWELコミュニティの結束力を実感する場となりました。
次回は対面での同窓会を予定しております。皆様と直接お会いできることを楽しみにしております。